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オーディオインターフェースを買おうと調べ始めたら、1INと2INの違いがよく分からなくて止まっていませんか?
- 1INで本当に足りるのか、最初から2INを買うべきか判断できない
- Hi-Z、XLR、+48Vといった用語の意味が分からず選べない
- 買ったあとに「やっぱり歌も録りたい」「配信もしたい」となりそうで不安
この記事を読むと、以下の3つが解決します。
- 自分が最小構成で足りるか、2ch同時入力が必要かを判定できる
- 入力数だけでなく、必要な機能まで含めて最初の1台を選べる
- 買ったあとに「端子が足りない」「歌が録れない」で止まりにくくなる

結論:ギターだけを1本ずつ録るなら最小構成でも始められます。ただし歌・弾き語り・配信・将来の拡張を少しでも考えるなら、最初から2ch同時入力を視野に入れたモデルのほうが後悔しにくいです。大事なのは「見た目の端子数」ではなく、「自分が同時に何を録りたいか」です。
1. 結論だけ先に:迷ったら”同時に何を録るか”で決めます
「1IN/2IN」という言い方は入力チャンネル数の目安ですが、選ぶときに本当に必要なのは「何を同時に録りたいか」の確認です。これが決まれば、必要な端子の種類と本数が自然に絞れます。
| やりたいこと | 必要な構成 | 代表モデル例 |
|---|---|---|
| ギターだけ1本ずつ録る | Hi-Z 1系統あれば足りる | Scarlett Solo 4th Gen |
| ギターと歌を同時に録る | Hi-Z + XLR の同時入力が必要 | Scarlett 2i2 4th Gen |
| 弾き語り・配信もしたい | Hi-Z + XLR + ループバックが必要 | Yamaha AG03MK2 |
2. まず整理:Hi-Z・XLR・入力チャンネル数の違いを押さえる
オーディオインターフェース(以下、IF)を選ぶとき、最初に確認すべき用語を3つ整理しておきます。これを知らないまま選ぶと、買ったあとに「ギターをつないでも音が出ない」「歌が録れない」という状況になりやすいです。
Hi-Z・XLR・入力チャンネル数はそれぞれ別の概念です
- Hi-Z(ハイ・インピーダンス)入力:ギターやベースを直接つなぐための端子。この端子がないと、ギターをIFに直結しても音が細くなったり歪んで録れたりします
- XLR入力:マイクをつなぐための端子。コンデンサーマイクを使う場合は+48V(ファンタム電源)の供給が必要です
- 入力チャンネル数:同時に録音できる音源の数です。「ギターと歌を同時に録る」には2ch分の入力が必要です
3. 1INの最小構成で足りる人
以下のすべてに当てはまるなら、最小構成から始めて問題ありません。
- 録音対象はギター(またはベース)1本だけ
- 歌を録る予定がない、もしくはギターとは別のタイミングで録れる
- 配信や弾き語りの予定がない
- 将来的に宅録をどこまで広げるか、まだ決めていない
この条件に当てはまる場合、Hi-Z入力が1系統あれば十分な録音環境が整います。最小構成から始めて、やりたいことが増えてきた段階でアップグレードするので十分です。
ギターを1本ずつ録るだけなら Focusrite Scarlett Solo 4th Gen が分かりやすい
Hi-Z入力1系統、XLRマイク入力1系統(+48V対応)、ループバック機能あり、USB-C接続、Windows/macOS対応。付属ソフトはAbleton Live LiteとPro Tools Intro+、Hitmaker Expansionバンドル。
向いている人:ギターを1本ずつ録ることが中心で、歌は後から別トラックに重ねられれば問題ない人。シンプルな構成から始めたい初心者。
向かない人:ギターと歌を同時に録りたい人、将来2系統同時録音を見込んでいる人。Auto GainやClip Safeといった補助機能が欲しい人(これらは2i2以上のモデルにある機能です)。
※ Scarlett Solo 4th Genにはマイク入力もありますが、ギターとマイクを同時に録音する構成を前提にするなら、後述の2i2を最初から選ぶほうが安心です。
4. 2IN以上を最初から選んだほうがよい人
以下のいずれかに当てはまるなら、最初から2ch同時入力を視野に入れてください。
- ギターと歌を同時に録りたい
- 弾き語りをしたい(アコギ+マイクなど)
- 配信もしたい(ループバックが必要になる)
- 将来マイクを使う可能性が高い
「まずギターだけ録れれば」と思って最小構成を買っても、数ヶ月後に「やっぱり歌も録りたい」となるケースは少なくありません。もし少しでも可能性があるなら、最初から2ch同時入力対応モデルを選ぶほうが結果的にコストが低くなります。
ギターと歌を同時に録るなら Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen が最初の選択肢になる
マイク/ライン/楽器に対応したコンボ入力2系統(+48V対応)、2ch同時入力、Auto Gain(10秒演奏するだけで最適ゲインを自動設定)、Clip Safe(クリップ寸前を自動回避)、ループバック機能あり、USB-C接続、Windows/macOS対応。付属ソフトはAbleton Live LiteとPro Tools Intro+、Hitmaker Expansionバンドル。
向いている人:ギターと歌を同時に録りたい人。後悔しにくい最初の1台を選びたい初心者。ゲイン設定を自動化したい人。
向かない人:本当にギターだけしか録らないと決まっている人(その場合はSoloで十分)。
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5. ギター初心者が入力数以外で確認すべき7項目
| 確認項目 | 意味 | ギターのみ | ギター+歌 | 配信・弾き語り |
|---|---|---|---|---|
| Hi-Z対応 | ギターを直結できる入力方式 | 必須 | 必須 | 必須 |
| XLRマイク入力 | マイクをつなぐための端子 | 任意 | 必須 | 必須 |
| +48V(ファンタム電源) | コンデンサーマイクに必要な電源供給 | 不要 | コンデンサーマイクなら必須 | コンデンサーマイクなら必須 |
| ダイレクトモニター | PC経由せず直接モニターできる機能。遅延なく自分の音を聴きながら録れる | あると便利 | 必須 | 必須 |
| ループバック | PCの再生音をIF経由で録音・配信に混ぜる機能 | 不要 | 任意 | 必須 |
| 付属DAW/バンドル | 録音ソフトが付属しているか | あると便利 | あると便利 | あると便利 |
| 対応OS・ドライバー | 自分のPC環境(Windows/Mac)と合っているか | 必須確認 | 必須確認 | 必須確認 |
Hi-Z対応がないとギターを直接つなぎにくい
Hi-Z対応の入力がないと、ギターをIFに直結したときに音が細くなったり、正しいトーンで録れなかったりします。ギター向けIFであれば大半のモデルに搭載されていますが、念のため仕様を確認してください。
コンデンサーマイクを使うなら+48Vを確認する
+48V(ファンタム電源)は、コンデンサーマイクを動作させるために必要な電源です。ダイナミックマイク(SM58など)であれば不要ですが、コンデンサーマイクを使う場合は必ず確認してください。多くの入門モデルには搭載されています。
配信もするならループバックの有無を見る
ループバックとは、PCで再生している音(BGMや効果音など)をIF経由でDAWや配信ソフトに取り込む機能です。Scarlett 4th Genシリーズ(Solo・2i2含む全モデル)はループバック対応です。AG03MK2も対応しています。
“今は使わないけど後で使う”機能が何かを先に決める
今は使わなくても、半年後・1年後に「やっぱり必要だった」となりやすい機能があります。特にループバックとXLRマイク入力は、あとから「あればよかった」という声が多い項目です。買う前にどこまでやりたいかを少し先まで想像してみてください。
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6. 用途別の代表モデル3つ
用途別に最初の1台を決めやすい代表例です。自分の用途に近いものを参考にしてください。
ギターを1本ずつ録りたい人向け:Focusrite Scarlett Solo 4th Gen
向いている人:ギター1本を丁寧に録ることが目的で、まずシンプルな構成から始めたい人。
なぜこのモデルを出すか:Hi-Z入力1系統、マイク入力1系統(+48V対応)、ループバックありと、最小構成に必要な要件がそろっています。
向かない人:ギターと歌を同時に録りたい場合、Auto GainやClip Safeが欲しい場合は2i2を選んでください。
ギターと歌を同時に録りたい人向け:Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen
向いている人:弾き語りや、ギタートラックと歌を同時録音したい人。後悔しにくい最初の1台を選びたい人。
なぜこのモデルを出すか:2ch同時入力、Hi-Z・+48V・ループバックすべてあり。Auto GainとClip Safeでゲイン操作のミスを防げます。
向かない人:本当にギターだけしか録らないと決まっている人。
配信や弾き語りを優先するなら Yamaha AG03MK2 も候補になる
向いている人:配信・ゲーム実況・弾き語り配信など、ループバックや配信特化機能を重視する人。
なぜこのモデルを出すか:XLRマイク入力1系統(+48V対応)、Hi-Zスイッチ付きギター入力、ループバック対応、ゼロレイテンシーDSPエフェクト内蔵。付属ソフトはCubase AIとWaveLab Cast。
向かない人:純粋に録音品質・DAW連携を優先する場合はScarlett 2i2のほうがシンプルに使えます。
7. 迷ったらこの条件なら2INを選ぶ
以下のうち1つでも当てはまるなら、最初から2ch同時入力対応モデルを選んでください。
- 今すぐでなくても、将来マイクを使う可能性がある
- 弾き語りを録りたい
- 配信を始めたい(ループバックが必要)
- 「買ったあとに後悔したくない」という気持ちが強い
逆に、以下のすべてが当てはまるなら最小構成で始めても大丈夫です。
- 録音対象はギター1本のみ(歌・マイクは不要)
- 配信の予定がない
- まずコストを抑えて試してみたい
8. 買ったあとに失敗しやすいポイント
ギター入力とマイク入力の違いを確認していない
Hi-Z入力(INST/Guitar端子)とマイク用XLR入力は別物です。マイクHi-Z端子に直接つなごうとしても、そもそもコネクタが合わず挿せないか、音が正常に録れないことがあります。購入前に「Hi-Z入力」と「XLR入力」がそれぞれあるかを仕様で確認してください。
配信や弾き語りをあとからやりたくなって足りなくなる
最小構成で購入したあと「やっぱり配信もしたい」となったときに買い直しが必要になります。この可能性が少しでもあるなら、最初から2ch対応モデルを選ぶほうがトータルコストは低くなります。
USBハブ経由やOS対応でつまずく
IFはUSBハブ経由では動作が不安定になることがあります。PCのUSBポートに直接接続してください。Windowsの場合はASIOドライバーの導入が必要なケースもあるため、購入前に公式サイトで確認してください。
9. 買う前チェックリスト
- ☐ 同時に何を録るか決めた(ギターのみ / ギター+歌 / 配信もあり)
- ☐ Hi-Z対応を確認した
- ☐ マイクを使うか決めた(使うならXLR入力と+48Vを確認)
- ☐ ダイレクトモニターの有無を確認した
- ☐ ループバックの有無を確認した(配信・弾き語りの場合)
- ☐ 対応OS・ドライバーを確認した
- ☐ 付属ソフトを確認した(DAWが付属するか)
10. FAQ
Q. 「1IN」「2IN」という呼び方は何を指しているのですか?
同時に録音できるアナログ入力チャンネル数の目安です。ただし端子の種類(Hi-ZかXLRか)は別の話なので、「何を同時に録りたいか」と「必要な端子の種類」を合わせて確認するのが確実です。
Q. ギターだけ録るのに2i2を買っても無駄ですか?
無駄にはなりません。将来マイクを使う可能性や配信を始める可能性が少しでもあるなら、最初から2i2を選んでおくほうが後悔しにくいです。Soloより価格は上がりますが、買い直しのコストを考えると最初から2i2にしておいたほうが安く済みます。
Q. コンデンサーマイクとダイナミックマイクはどちらが初心者向けですか?
ダイナミックマイクが初心者向けです。例えばShure SM58は+48V不要で扱いやすく、自宅の環境音を拾いにくいため最初の1本に適しています。コンデンサーマイクは繊細な音を拾いやすいぶん、部屋の反響やノイズも拾います。
Q. AG03MK2はDTMでの録音に向きますか?
使えますが、Scarlettシリーズのほうがダイレクトな録音・DAW連携向きです。AG03MK2はDSPエフェクトやミキサー機能が充実しており、配信・実況向けの設計です。純粋に録音品質や操作の柔軟性を優先するなら、Scarlett 2i2が無難です。
Q. ループバックはScarlett SoloにもScarlett 2i2にもありますか?
はい、どちらもあります。Scarlett Solo 4th Gen / 2i2 4th Genはどちらもループバック対応です。ダイレクトモニターミックスをループバックに送るなどの詳細設定は、Focusrite Control 2で行えます。
11. まとめ
- 1INか2INかは「見た目の端子数」ではなく「同時に何を録るか」で決める
- ギターだけなら最小構成で始められる。歌・弾き語り・配信の可能性があるなら2ch対応を最初から選ぶ
- Hi-Z・+48V・ダイレクトモニター・ループバックの有無を確認してから買う
- 用途別の代表例:ギターのみ→Scarlett Solo、ギター+歌→Scarlett 2i2、配信重視→AG03MK2
- 買ったあとの詳細設定(48kHz/24bit、バッファ設定など)は接続・設定の記事で確認できます
次に読む(内部リンク)
- ギタリストが録音を始めるための最低限セットとDTM初期設定(買ったあとの接続・48kHz/24bit・バッファ設定)
- DTM初心者が最初に選ぶDAWの選び方|用途×OS×予算で絞って、体験版で1つに決める(IFを決めた後のDAW選び)
- ギターシールドは3mと5mどっち?初心者が迷わない結論と選び方(録音周辺の小物選び)
