ギタリスト向けMIDIキーボード4選|伴奏作りに必要な鍵盤とパッド

ギターの伴奏作りに使うMIDIキーボード4選の文字と鍵盤・パッドを描いたイラスト ギター

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ギターの録音はできたけれど、ドラムとベースを一音ずつマウスで置くのがもどかしい。コードの響きも、先に手で確かめたい。そんなときに役立つのがMIDIキーボードです。

机を広く使いたいなら25鍵のMiniLab 3かMPK Mini IV。コードを弾ける範囲を広げ、パッドも使いたいならLaunchkey Mini 37 MK4。37鍵の鍵盤入力を中心に、操作子は少なくてよいならmicroKEY2-37が候補になります。

マウス入力や手持ちの電子鍵盤で伴奏を作れているなら、必ず追加する機材ではありません。ギターの録音を始めたばかりの方は、宅録の最低限セットを先にそろえ、必要を感じてから選んでも遅くありません。

MIDIキーボードは、伴奏の演奏情報を入力する機材

今回の4機種は、本体だけでピアノやドラムの音が鳴るキーボードではありません。鍵盤やパッドを押した情報をパソコンへ送り、録音ソフトの中の音源を鳴らします。

ギター録音の音声波形と違い、MIDIでは音の高さ、長さ、押した強さなどを後から編集できます。ベースのフレーズを弾いてからタイミングを直す、コードを押さえてから音を足す、といった使い方ができます。

まず録音ソフトに入っているピアノやドラム音源を、マウスで鳴らしてみてください。音を並べる方法が合っているなら、そのままでも伴奏は作れます。「弾きながら考えたい」と感じたときに鍵盤を足すと、購入する理由がはっきりします。

25鍵と37鍵、パッドの有無で候補を絞る

短いベースやメロディーなら25鍵、コードの音域も取りたいなら37鍵を基準にします。25鍵で範囲を超える場合は、オクターブ切替を使いながら入力します。

25鍵:2オクターブ短いフレーズを入力しやすい
37鍵:3オクターブコードやベースを弾く範囲を広げられる
鍵盤数の違いを示す模式図です。製品本体の大きさや鍵盤の幅を再現した図ではありません。

ドラムのキックやスネアを指で叩いて入力したいなら、パッド付きが候補です。音程を付けたフレーズだけを鍵盤で弾き、ドラムはマウスやループで作るなら、パッドなしでも困りません。

ギタリスト向けMIDIキーボード4機種を比較

25鍵同士はフェーダーなどの操作子、37鍵同士はパッドと本体幅で選び分けます。機能の数が多くても、使わないものは購入理由に加えなくて大丈夫です。

鍵盤入力と操作子の違い
機種鍵盤・本体幅主な操作子向く使い方
MiniLab 325鍵・355mm8パッド・8つまみ・4フェーダー短いフレーズと、音源・音量の手元操作
MPK Mini IV25鍵・347.5mm8パッド・8つまみベースとドラムを鍵盤・パッドで入力
Launchkey Mini 37 MK437鍵・477.8mm16パッド・8つまみ広めの音域とパッド、対応ソフトとの連携
microKEY2-3737鍵・565mmピッチベンド・モジュレーションのホイール鍵盤を中心にしたシンプルな入力

Arturia MiniLab 3:フェーダーも使ってみたい25鍵モデル

MiniLab 3は、25鍵に8個のパッド、8個のつまみ、4本のフェーダーを組み合わせています。短いベースのフレーズやドラムを入力しつつ、音源や音量の操作も手元へ持ってきたい人に向いています。

ただし、フェーダーを動かせば、どの録音ソフトでも希望する音量がすぐ変わるとは限りません。対応する連携設定や、操作を割り当てる作業を確認します。音源の音色を選ぶ操作も含めて使うなら候補になり、鍵盤だけでよい人には機能が余る可能性があります。

ここではMiniLab 3の標準ホワイトを購入先として案内します。37鍵のMiniLab 37や、旧MiniLab MkIIとは別機種です。

Akai Professional MPK Mini IV:鍵盤とパッドで伴奏を作る25鍵モデル

MPK Mini IVは25鍵と8個のパッドを備えた機種です。ベースのフレーズを鍵盤で弾き、キックやスネアをパッドで入力する、といった使い方ができます。

MiniLab 3と同じ25鍵なので、鍵盤数だけでは選び分けられません。フェーダーが必要か、操作子の配置が合うか、付属音源を使いたいかを比較します。パッドの感触や鍵盤の弾き心地が重要なら、店頭で触れる機会を作ると判断しやすくなります。

今回の対象はIVのブラックです。MPK Mini MK3、37鍵のMini Plus、音源内蔵のMini Playの機能を混ぜずに選びます。

Novation Launchkey Mini 37 MK4:37鍵とパッドを両方使いたい人に

Launchkey Mini 37 MK4は37鍵に16個のパッドを備えています。25鍵ではコードの上下が窮屈に感じる人、鍵盤とパッドを一台で使いたい人の候補です。

録音ソフトとの操作連携も選ぶ理由になります。ただし、通常のMIDI入力と、再生・録音やトラック操作の連携は別です。対応ソフトでも、版や必要な設定によって使える操作が変わるため、メーカーの対応表を見てから選んでください。

特にFender Studio Proで使う場合は、MIDI入力に使えることから専用の操作連携まで対応すると判断しないようにします。小ささが最優先なら、25鍵の2機種とも机の上で比べたいところです。

KORG microKEY2-37:鍵盤入力を中心にしたい人に

microKEY2-37は、パッドや多数のつまみを持たない37鍵モデルです。ベースやコードを鍵盤で入力し、細かな編集はマウスで行う人に向いています。

操作子が少なくても、本体幅は565mmあります。パソコンのキーボードと並べる場所を測ってから選びましょう。37鍵ならどの機種も同じ大きさ、というわけではありません。

今回の対象はUSBで接続する有線モデルです。Bluetooth対応のmicroKEY Airとは区別します。ドラムをパッドで叩きたい人は、Launchkey Mini 37などのパッド付きが候補になります。

USBで接続し、録音ソフトの音源を鳴らす

USB接続だけで終わりにせず、録音ソフトのMIDI入力とソフト音源を設定します。音はパソコンからインターフェースやヘッドホンへ出します。

鍵盤から音が鳴るまでの経路
MIDIキーボード
押した鍵盤の情報
USB → パソコン
録音ソフトの音源
インターフェース
ヘッドホンへ音声を出力

MIDIの情報と、聴こえる音声は別の経路です。鍵盤本体へギターを挿して録音する構成ではありません。

  1. 付属ケーブルとパソコン側の端子を確認し、USBで接続します。
  2. 録音ソフトで接続した機器をMIDI入力として選びます。
  3. 楽器用トラックを作り、ピアノなどのソフト音源を読み込みます。
  4. そのトラックで入力を受ける設定にして、鍵盤を押します。

音が出ないときは、まずトラックに音源があるか、MIDI入力がそのトラックへ届いているか、音声の出力先が正しいかを見ます。録音ソフトが未定なら初めての録音ソフトの選び方を、Fender Studio ProとCubaseで迷う場合は両ソフトの比較を先に確認できます。

最初はベースとドラムから。付属ソフトは必要になってから

ギターへ短いベースとドラムを加えるだけでも、伴奏作りは始められます。ベースのルート音を入力して長さを直し、ドラムのキックとスネアを置いてからハイハットを足すと、作業を広げすぎずに試せます。

コードを重ねるなら、録ったギターの隙間に入る音から試してみてください。鍵盤が弾けない場合も、ゆっくり押さえてからタイミングを編集できます。最初からピアノ演奏を完成させる必要はありません。

付属ソフトには製品登録やダウンロードが必要なもの、機能を限定した版、期間付きのサービスがあります。対応するパソコンの環境と、現在の提供内容をメーカーで確認します。持っている音源と重なるなら、付属数の多さだけでキーボードを選ばなくて大丈夫です。

有料音源を同時に買うことも前提にせず、録音ソフトに入っているものから試すのがおすすめです。

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