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夜に少しだけギターを弾きたいのに、アンプを出してシールドをつなぐところで手が止まる。そんな場面で便利なのが、ギターへ直接挿して有線ヘッドホンで聴く、小型のヘッドホンアンプです。
乾電池と本体のつまみで練習を始めたいならVOX amPlug 3 AC30。チューナーとアプリの練習機能も使いたいならBOSS KATANA:GO。画面でプリセットを確認し、Fender TONEで音を編集したいならMustang Micro Plusが候補になります。
今のアンプやマルチエフェクターへヘッドホンをつなぐだけで十分なら、追加を急ぐ必要はありません。3機種の違いは、音質の順位よりも、練習を始める操作と伴奏・録音の使い方から考えると選びやすくなります。
ヘッドホンアンプを追加する前に、今の練習環境を確認する
直挿しタイプの利点は、ギターとヘッドホンを手に取って、短い練習を始めやすいことです。パソコンを起動しない練習や、家の中で弾く場所を変えたいときの候補になります。
手持ちのアンプにヘッドホン出力があり、すでに準備が簡単なら、それを使い続けても問題ありません。スピーカーで弾く時間も取りたい場合は、練習用小型ギターアンプの方が用途に合うこともあります。
練習だけか、伴奏やUSB録音まで使うかで選ぶ
練習を簡単に始めるならamPlug 3、スマートフォンからの伴奏再生やUSB録音も使うなら充電式の2機種が候補です。BluetoothとUSBは、それぞれ何をつなぐための機能かを確認します。
表は左右にスクロールできます。
| 機種 | 操作と練習機能 | 伴奏の入力 | USB音声録音 | 電源 |
|---|---|---|---|---|
| amPlug 3 AC30 AP3-AC | 本体のつまみ・内蔵エフェクト・リズム | AUX端子へ有線接続 | 非対応 | 単4形乾電池2本 |
| KATANA:GO KTN-GO2 | 本体画面・チューナー・BOSS TONE STUDIO | Bluetoothで受信 | 対応するパソコン・モバイル端末で可能 | 充電式 |
| Mustang Micro Plus | 本体画面・チューナー・Fender TONE | Bluetoothで受信 | 対応する接続先で可能 | 充電式 |
本体の予算は、手軽な練習用なら1万円以内、伴奏再生とUSB録音も使うなら2万円前後を目安にします。有線ヘッドホンを持っていない場合は、その購入費も別に考えてください。
この3機種で基本となるのは、3.5mmステレオミニ端子の有線ヘッドホンです。Bluetooth搭載の2機種も、スマートフォンから伴奏を受けるための機能で、Bluetoothヘッドホンへギター音を送る機能ではありません。
amPlug 3・KATANA:GO・Mustang Micro Plusの違い
つまみ中心の操作、練習を助けるアプリ、本体でのプリセット確認のどれを使いたいかで比べます。機能を増やすほど合うとは限らず、弾くときに使う操作があるかが選ぶ基準です。
VOX amPlug 3 AC30:乾電池とつまみで練習を始めたい人に
amPlug 3シリーズのAC30モデルは、VOX AC30をテーマにした音色を本体で操作する機種です。ゲイン、トーン、音量をつまみで調整し、内蔵のエフェクトやリズムも練習に使えます。
伴奏を流す場合は、スマートフォンなどの音声出力をAUX端子へ有線でつなぎます。スマートフォンにイヤホン端子がない場合は、対応する音声出力アダプターとケーブルが必要です。Bluetoothで伴奏を送ることはできません。
USB録音には対応していませんが、AUX端子と対応する端末を、CTIA規格の3.5mm・4極ケーブルでつなぐアナログ録音は可能です。音声はモノラルで、端末の端子や変換アダプターの対応も必要です。詳しい配線は公式説明書のAUX端子の図で確認できます。
USBで録音ソフトへ直接つなぐ用途よりも、乾電池と本体操作で練習を始めたい人向けです。今回の購入先はAC30のAP3-ACで、同じシリーズの別音色とは区別します。
BOSS KATANA:GO:チューナーとアプリの練習機能も使いたい人に
KATANA:GOは、本体の画面とチューナーを備え、アンプやエフェクトを選べる機種です。専用アプリBOSS TONE STUDIOで音を編集し、スマートフォンからBluetoothで伴奏を流せます。
アプリのSESSION機能では、練習する部分のループや再生速度の変更などができます。フレーズを繰り返して練習する人は、こうした機能を選ぶ理由にできます。一方、決まった音で数分弾くだけなら、編集やアプリの機能は余るかもしれません。
USB端子は充電だけでなく、対応するパソコンやモバイル端末での録音・再生にも使えます。今回の販売型番はKTN-GO2です。メーカーは初期生産品との外観の違いがあり、サウンドと機能には変更がないと案内しています。
Fender Mustang Micro Plus:画面とFender TONEで音を選びたい人に
Mustang Micro Plusは、画面で選んだプリセットを確認でき、専用アプリFender TONEで音を編集できる機種です。複数の音を用意して呼び出しながら練習したい人の候補になります。
Bluetoothでスマートフォンから伴奏を受け、対応する接続先ではUSBによる音声録音にも使えます。KATANA:GOと迷う場合は、好みのアンプ音だけでなく、本体のボタン配置とアプリでの編集方法も比べたいところです。
画面やアプリの機能を使わないなら、シンプルな機種で足りる場合もあります。購入先はPlusを選び、旧Mustang Microと混ぜないようにしてください。アンプやエフェクトの内容は更新されることがあるため、気になる音色は現行の公式案内で確認します。
ギター・有線ヘッドホン・スマートフォンをつなぐ
ギター音を聴く出力と、伴奏を受ける入力を分けて準備します。ギターのジャック周辺に、本体を挿す余裕があるかも購入前に確認してください。
ジャックへ本体を挿す→ヘッドホンアンプ
音作り・音量調整→有線ヘッドホン
3.5mmステレオミニ
KATANA:GO/Mustang Micro Plus:Bluetoothで受信
Bluetoothは伴奏を本体へ送る経路です。ヘッドホンへのギター出力は有線で使います。
ヘッドホンのプラグが6.35mmの場合は、本体の3.5mm端子に合う変換が必要です。重い変換プラグやケーブルで本体へ負担をかけないよう、つなぎ方も確認します。有線ヘッドホンをまだ持っていない場合は、宅録向けモニターヘッドホンも候補になります。
amPlug 3は単4形乾電池2本で使います。充電式の2機種は、練習前に充電を済ませます。KATANA:GOにはUSB-C同士のケーブルが付属しますが、充電には対応するパソコンのUSB端子か、5V・500mA以上のUSB電源アダプターが必要です。Mustang Micro Plusも付属のUSBケーブルと接続先の端子を確認してください。
接続するときは音量を下げておき、弾きながら少しずつ上げます。スマートフォンの伴奏も大きくしすぎず、ギターと両方が聴き取れる範囲で使います。
USB録音を使う場合と、足元操作が必要な場合
USB録音を使うなら対応環境を、曲中に音色を変えるなら操作方法を先に確認します。KATANA:GOとMustang Micro PlusのUSB録音は、対応する接続先や録音ソフトの設定に従って使います。
パソコンでは録音ソフトの音声入力・出力に対象機種を選び、本体につないだヘッドホンで確認します。スマートフォンでは端子の形だけで判断せず、メーカーが案内する対応端末、接続ケーブル、必要なアダプターを確認してください。アプリの音色編集ができることと、USB音声録音ができることも別です。
録音ソフト側と本体側の音を両方聴いて、遅れや二重音が気になる場合は、ギター録音の遅れ・二重音の確認手順が参考になります。録音全体の準備は、既存の最低限セットの記事へ進めます。
KATANA:GOは、別売りのFS-1-WLなどをつなぐと、アプリで設定した音色切り替えやエフェクトの操作を足元から行えます。本体だけでは足元操作までそろわないため、追加機器の費用と設定も含めて選んでください。
曲の途中で足を使って音色を切り替えることが主目的なら、フットスイッチを備えたマルチエフェクターとも比べます。直挿しタイプは、ギターを持って短い練習を始める用途から選ぶと、その小ささを生かせます。

