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ワウペダルは、ギターの音色を足で動かすエフェクターです。ソロの音をしゃべるように変えたり、カッティングにリズムを付けたり、途中の位置で止めて独特の鼻にかかった音を作ったりできます。
定番でも、踏み込んだときの明るさ、ペダルの大きさ、オン・オフの見つけやすさは異なります。この記事ではDunlop GCB95、VOX V847-A、Dunlop CBM95、BOSS PW-3の4機種を、1〜3万円台を予算の目安に比較します。
ワウペダルは音色と足の動かしやすさで選ぶ
好みの音色と、立って踏んだときの操作のしやすさを合わせて選びましょう。ペダルボードに入る小ささだけで決めると、足の置き方やオン・オフの操作が合わないことがあります。
ロックやブルースのソロで強いアクセントを付けるなら、踏み込んだときの高域の目立ち方を聴きます。ファンクのカッティングなら、短いストロークに合わせて足を動かしたとき、欲しい位置へ戻しやすいかも大切です。
クリーンのカッティングでコードとミュートの音量差が気になる場合は、ギター用コンプレッサー4機種の選び方と調整もご覧ください。ワウで音色を動かすこととは別に、音の粒を整える必要があるかを判断できます。
Cry Babyは、ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトンらが使った歴史を持つワウです。Dunlopの解説では、現行GCB95をその音の現代的な解釈としています。往年の演奏を手がかりにしつつ、今のギターとアンプで音を比べてみてください。
定番ワウペダル4機種の違い
標準サイズの2機種と、省スペースの2機種に分けて比べると、足元に合う機種を絞れます。音色切替がある機種でも、演奏中に足で切り替える機能とは限りません。
横にスクロールして比較できます。
| 機種 | 音色の方向 | サイズ・操作 | 選ぶときの注意 |
|---|---|---|---|
| Dunlop GCB95 | 高域が目立つ、攻撃的なCry Baby | 標準サイズ。音色切替なし | つま先側の鋭さと、置くスペースを確かめる |
| VOX V847-A | 60年代のVOXワウをもとにした方向 | 標準サイズ。入力バッファー搭載 | V847-Cなど別モデルと区別。ファズとの順番にも注意 |
| Dunlop CBM95 | Low・Vintage・GCB95の3種類 | 標準Cry Babyの約半分。内部で音色を選ぶ | 小さい踏み板で足を動かしやすいかを確かめる |
| BOSS PW-3 | 低域を残すRICHと、VINTAGEの2種類 | 奥行き192mm。両側のLEDと踏み心地調整 | モード切替は背面。音色と踏み心地を別々に比べる |
Dunlop GCB95|強いアクセントを付けるCry Baby
GCB95は、標準サイズでCry Babyの音を選びたい方に向く機種です。現行モデルはFaselインダクターを採用し、高域に焦点を当てた攻撃的なワウを特徴としています。
ハードロックのソロや、歪んだリフに大きなワウの動きを付けたい場面では、つま先側へ踏み込んだ音の目立ち方を聴いてみてください。音色切替を操作する必要がなく、足の動きに集中できます。
高域を強く出したくない場合や、低めの音域を中心に使いたい場合は、別の音色を選べるCBM95やPW-3も比べたいところです。大きな踏み板が好みでも、ボード上には本体と両側のケーブルの場所が必要です。
VOX V847-A|クラシックなVOXワウを標準サイズで
V847-Aは、60年代に登場したVOXワウの仕様をもとにしたモデルです。クラシックロックやブルースの音を手がかりに、GCB95とは違う方向のワウを聴き比べたい方に向いています。
入力バッファーと電源アダプター端子を備えています。バッファーはオフ時のギター信号にも関係するため、ヴィンテージ型Fuzz Faceの前に置く場合は、ワウをオフにした音の反応も確認してください。
V847という名前のシリーズには別モデルもあります。今回の対象はV847-Aで、V847-CやV846-HWとは機種が異なります。小さなボードを優先する場合は、標準サイズの本体が収まるかも見ておきましょう。
Dunlop CBM95|小型ボードで音色も選びたい
CBM95は標準Cry Babyの約半分のサイズで、Low、Vintage、GCB95の3種類の音色を選べます。移動用の小型ボードや、ほかのペダルの場所を確保したい場合に選びたい機種です。
小さな筐体でもフルの可動域を備え、トゥルーバイパスを採用しています。ただし、3種類の音色を選ぶスイッチは内部にあります。曲ごとに足でモードを切り替える使い方には向きません。
踏み板が短いため、標準サイズと同じ足の置き方で操作しやすいとは限りません。靴を履いて、かかとからつま先まで動かし、オン・オフの切替も試して選びましょう。
BOSS PW-3|低音を残す音色と状態表示で選ぶ
PW-3は、低域を保つRICHモードと、60年代のワウを手がかりにしたVINTAGEモードを搭載しています。ワウをかけると音が薄く感じる方や、歪みと合わせたときにも低音を残したい方は、RICHモードに注目してみてください。
奥行き192mmの筐体に、ペダルの動きの重さを調整する機能と、両側のオン・オフ表示LEDを備えています。足で表示を隠しにくい構成は、演奏中にワウの状態を確認したいときに役立ちます。
音色切替は背面のスイッチです。2モードを踏むだけで切り替える機種ではないため、普段使う音を選んでから演奏する使い方です。BOSS公式のジョー・ロビンソンの演奏動画では、ワウをリズムに合わせるイメージもつかめます。
ワウは歪みの前から試し、ファズは組み合わせを聴く
まずワウを歪みの前につなぎ、欲しい効き方で順番を選ぶのが始めやすい方法です。ワウで変化した音を後ろの歪みで鳴らすと、音色の動きが歪みになじみます。
足で音色を動かす→歪みペダル→アンプ
ワウを歪みの後ろに置くと、歪んだ音全体へワウがかかります。両方をオンにして、同じくらいの音量で比べます。
ヴィンテージ型のFuzz Faceと組み合わせる場合は別の注意が必要です。前段のバッファーでギターのボリュームへの反応が変わることがあるため、ワウを後ろに置く接続からも試してみてください。すべてのファズを同じ順番に固定する必要はありません。
接続はギター側をINPUT、アンプ側をOUTPUTへつなぎます。ボードに載せるときは、本体の長さだけでなく、両側のプラグと電源ケーブルまで含めて場所を取ります。
定番ワウペダルは足元の使い方に合わせる
標準サイズならGCB95とV847-A、省スペースならCBM95とPW-3から比べると選びやすくなります。鋭いCry Babyのアクセント、小型の3音色、低域を残すRICHモードなど、欲しい音も重ねて絞りましょう。
カッティングにリズムを付けるのか、ソロだけでオンにするのか。普段の演奏姿勢で足を動かし、音色と操作が両方合う機種を選んでください。

